小池都知事の「トリレンマ」

  • 2017.10.23 Monday
  • 10:51

 2つの選択肢がともに受け入れがたいことを「ジレンマ」という。いわゆる「板ばさみ」状態のことである。さらに、3つの選択肢がともに受け入れがたいことを「トリレンマ」という。

 例えば虎に追われたウサギが前方の川を渡らなければならないが、川にはウサギを襲うかもしれない凶暴なワニが潜んでおり、無事に川を渡りきったとしても向こう岸には狼が待っているとしたら、まさに三方ふさがりの「トリレンマ」である。

 1022日に投開票が行われた衆議院選挙における小池都知事の心境であろう。都知事職を全うしようとすれば出馬はできず、出馬して陣頭指揮をとり、首相候補に名乗りをあげなければ、選挙で勝利をおさめ、政権の座に着くことは難しい。

 選挙序盤戦のマスメディアの世論調査では、そんな小池都知事の「トリレンマ」を象徴するように小池都知事が代表を務める「希望の党」は苦戦をしいられていた。

 孔子は政治を行う上で、大切なものとして軍備、食糧、民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが「民衆の信頼」であると『論語』で説いたことから「民信無くんば立たず」の言葉を残したが、今回の衆議院選挙で国民が信頼したのも自・公であった。

 都知事選はともかく、都議選の勝利は与党の失点によるところが大きく、その時点で小池都知事は国政への進出という大きな「トリレンマ」の十字架を背負っていたと言える。

 

写真:ウィキペディアより小池都知事


 


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