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    「悪魔の証明」と「藪の中」

    • 2017.12.25 Monday
    • 18:27

    毎年、その年に話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2017ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が121日に発表され、今年の年間大賞に「インスタ映え」と「忖度」の2語が選ばれた。

    「インスタ映え」は、写真共有SNSのインスタグラムに投稿するために写真にこだわる現象から生まれた言葉で、インターネット社会ならではの、新語といえよう。「忖度」は、東京都議選で自民党を大敗に追い込むほど政治的インパクトを与えた安倍総理をめぐる国有地払い下げの森友学園問題で森友学園の理事長が国会で発言した言葉に端を発する。

    ところで、大賞にはノミネートされなかったが、興味を持ったのが、やはり森友学園問題で安部総理の国会答弁中の「悪魔の証明」なる言葉である。

    「悪魔の証明」とは、訴訟において所有権の証明責任を負う者がローマ法以来、前の持ち主から前の持ち主へと鎖のように無限に繋がっている取得のいきさつを証明することがほとんど不可能に近いことから、証明が不可能なことの例えとして使用されている。

    そこで、思い起こされるのが、芥川龍之介が大正11年(1922年)に発表した短編小説の「藪の中(やぶのなか)」である。

    藪の中で男の死体が見つかり、殺人と強姦という事件を巡って役人の尋問に対して4人の目撃者と3人の当事者が告白する証言がそれぞれ異なることから、真相が分からなくなることを称して「藪の中」という言葉が生まれている。

    ちなみに、名誉毀損の民事訴訟で、米国では真実性の立証責任は裁判を起こした原告側にあり、英国では被告側に立証責任があるという。日本も英国と同様だが、日本の場合、被告側が真実性の証明に失敗しても真実と信じるに足る、合理的な根拠を示せば免責され、米英の折衷だという。(1217日付日本経済新聞のコラム「春秋」)

    真実とはなかなか難しいものである。

     

    写真はウィキペディアより「藪の中」作者 芥川龍之介氏


    Akutagawa.ryunosuke.jpg

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