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    ニュースはテレビで見るより新聞で読む

    • 2016.03.29 Tuesday
    • 23:48
    テレビに個人視聴率というものがある。ビデオリサーチという会社が4才以上の人口のデータを用いて行っている。関東地区の個人視聴率は1%あたり約406千人になる。
    314日〜20日の1週間の報道番組部門で世帯視聴率が18%と最高だったのは「NHKニュース7」で、個人視聴率に換算すると約730万人が見ていたことになる。他の部門も含め世帯視聴率が24.4%と最高だったのは「連続テレビ小説・あさがきた」で個人視聴率に換算すると約986万人が見ていた。フジテレビの「サザエさん」は13.2%で約532万人である。

    その一方、新聞は関東地区で607万部と最大の発行部数を誇るのは読売新聞で、1世帯あたりの「回読人数」は2.4人、各ページがどれだけの人に見られているかを調査した「面別接触率」の1面は84.6%というから約1,232万人になる。

    かつてテレビの創世記、毒舌の社会評論家として有名であったジャーナリストの大宅荘一(明治33年〜昭和45年)は「テレビ1億人白痴化」と活字文化に対するテレビ文化を痛烈に皮肉ったが、単純に数字を比較するだけなら、ニュースはテレビで見る国民より、新聞で読む国民の方が約70%近く多いということになる。
    もっとも総務省のデータによると平成25年にインターネットの利用者は1億人を突破しているから「ネット1億人白痴化」と大宅荘一なら皮肉るかもしれない。

    写真は読売新聞(
    2016329日朝刊)の一面