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    広告という仕事の意義

    • 2016.08.31 Wednesday
    • 20:35

    大学を卒業後、広告業界に入って今年で46年になる。11年間の広告会社勤務の後、会社を設立して35年になる。名古屋に支社があった広告会社では最初内勤の制作部門に所属していたが、広告の仕事の醍醐味は営業だと思い、転属願いを申し出て、係長、課長、支社長、営業部長と昇進し、取締役を経て退職、会社を設立した。

    ところが、営業に転属願いを申し出たものの、約1ヵ月間一件も契約に至らず、次の現場で契約できなければ辞表を出すしかないと覚悟を決めたものだ。中小企業に営業に行くのだが、次々と契約を断られるので、ある日、どうせ断られるのなら大手企業にアタックしてみようと思い、中部地区では大手のフジパン、中京コカコーラ、中部ヤクルトに販売、岡地といった会社を訪問、契約を結ぶことが出来た。

    自ら企画を立案し、昭和天皇の戦後初、西欧7ヵ国歴訪にあやかり、「世界の味めぐり」や結婚式場を攻略するために「今週の花嫁」などといった企画にチャレンジした。

    帰宅はほとんど深夜で午後11時放送の「プロ野球ニュース」が見られたら今日は早かったなといった毎日だった。営業の仕事は契約できるか、できないか結果がはっきりしているから面白い。無我夢中で仕事に取り組んだ。

    改めて広告という仕事の意義を考えたのは30代に入ってからである。ある夕刊紙の招待旅行で中国に出かけた時、ビールメーカーの30代社員と同室になったが、やはりビールメーカーの社員も連日45軒の飲食店回りの営業で、帰宅は深夜になるとのこと。なぜ、頑張れるのかと聞くと、酒税という税金を稼ぐためでもあると国家公務員であるかのような話であった。確かに500mlのビールの小売価格は265円(税別)で酒税は110円。実に41.5%が税金である。平成24年度で13,496億円の酒税税収がある。

    広告はどうかと言うと、セット紙1部はほぼ新書版1冊の活字量だが、価格は新聞で160円、新書版は720円程度。広告収入によって新聞価格が低く抑えられているのである。

    大手新聞社の収入に占める広告収入の割合は約3割というが、広告という仕事がまさにメディアを支えていると実感した30代であった。

     

    写真は30代の頃の北京で


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