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- 2022.04.22 Friday
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10月中旬、オフィスに一通の手紙が届いた。
文面には、昭和58年の初当選から34年、自助・共助・公助の「絆社会」の実現に向け、不断の努力を続けて参りましたが、平成29年9月28日をもって、衆議院議員を引退させていただきましたとあった。
手紙の差出人はこの間、科学技術庁長官、国家公安委員長、財務大臣、国土交通大臣、法務大臣を歴任し、自民党においては政務調査会長、幹事長、平成21年からは野に下った第24代自民党総裁として政権奪取に奮闘された谷垣禎一氏である。
谷垣氏とは、出身が同じ京都府の丹波ということと、サラリーマン時代の身元保証人がやはり同郷の遠戚で、衆議院議員であった奥田幹生さんの紹介を受け、政経パーティーなどで何度もお目にかかる機会を得た。特に2012年からの第二次安倍内閣の法務大臣時代には、人材難の老人ホーム業界の実情をお話し、外国人技能実習生制度に「介護職」を追加していただくようお願いしたところ、他の省庁に先駆けて法相懇で、追加の答申をいただくなど実によく話に耳を傾けていただいた。
9月29日には厚労省より5年かかってようやく外国人技能実習生制度に「介護職」が加わる告示が出され、11月1日より施行の運びとなった。
谷垣氏は昭和20年(1945年)生まれの今年72歳。不慮の事故の末の政治家引退とはいうもののまだまだお若い。引退が惜しまれる政治家である。
手紙の最後には、今後はこれまでの経験を生かし、社会のお役に立てるよう努力いたす所存でございますとのご挨拶と新しい事務所の所在が明記されていたので、これからもお力添えをいただきたいと思っている。
写真:写真は2016年3月28日、東京プリンスホテルで自民党幹事長時代の谷垣氏