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- 2022.04.22 Friday
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広告業界のマーケティングではターゲットとなる顧客の性別・年令別の区分を20歳〜34歳の女性をF1層、35歳〜49歳の女性をF2層、50歳以上の女性をF3層と呼んでいる。男性はM1層、M2層、M3層である。
そして各層の情報源は大きな特徴を持っている。
6月4日付日本経済新聞の解説によれば、主婦の(F1層〜F3層)やシニア男性(M3層)は家庭でテレビを見る時間が多く、主にテレビのワイドショーを情報源としており、20〜30代の男性(M1層)はテレビよりネットを情報源としているという。
公益財団法人・新聞通信調査会が実施したメディアに関する全国世論調査によると、20〜30代で情報源として欠かせないメディアとしてネットをあげた男女はともに78%にのぼり、他のメディアを大きく引き離している。
情報源としては、テレビやネットの他に「新聞」、「週刊誌」もあるが、新聞情報や週刊誌情報はテレビで取り上げられた時点で、テレビやネット情報として拡散するから情報源としてはテレビ、ネットであるとも言える。
結論として、主婦やシニア男性にメッセージを届けるにはテレビのワイドショーが適しており、20〜30代男性にはネットが最適だということである。
ところで、子供・ベビー服専門店の西松屋チェーンが6月に発表した3〜5月期決算は、税引き利益が前年同期比19%増の22億円だった。
原因は春に気温が急上昇したことで、春物や初夏向け子供服の販売が好調だったことにあるが、業績悪化で東芝がスポンサーを降板した人気テレビ番組「サザエさん」に4月からCM放送を開始したことも追い風となり、来店者が増えたことによる(6月15日付日本経済新聞)。
F1層(20歳〜34歳の女性)がテレビを情報源としていることを見事に証明している。