個人情報を国家が管理する中国社会

  • 2017.12.27 Wednesday
  • 18:42

 日本のクレジットカードや「Suica」などの電子マネーに近い、中国のスマートホン(スマホ)決済が急拡大し、2016年に総額で660兆円と日本の国内総生産(GDP)を上回ったという。(1128日付日本経済新聞)

 中国のスマホ決済はアリババ集団系の「アリペイ(支付宝)」とテンセント系の「ウィチャットペイ」が2強で、延べ12億人が登録している。

 日本の「Suica」を含む交通系電子マネー全体の利用件数は今年7月時点で月17,000万件強だが、「アリペイ」の利用件数は昨年10月時点で117,500万件で、実に30倍以上の開きがある。

 「アリペイ」を使うには実名や身分証番号の登録が必要だが、さらに勤務先や学歴など個人情報を追加入力すると利用者の信用力を950点満点で評価する「芝麻信用」というサービスがあって、利用者の信用が増す仕組みだ。

 「芝麻信用」は公共料金を含めた支払い履歴や交友関係まで評価基準に含めており、信用力が高いと様々な特典が付き、評価を高めたい中国の消費者はこぞって個人情報を登録する。月1回更新されるボーイフレンドの「芝麻信用」の評価が気になるという中国人女性も最近増えているという。

 ところで、今年8月、中国の中央銀行の中国人民銀行は2018年中をメドに、すべての電子決済を人民銀行系の決済ステム経由で行うよう通知を出した。

 このことで、中国政府は国民の経済活動を補足することが可能となる一方で、丸裸になった個人情報を国家が管理するという不気味な社会になる訳だ。

 個人情報を国家が管理する中国社会

 

 日本のクレジットカードや「Suica」などの電子マネーに近い、中国のスマートホン(スマホ)決済が急拡大し、2016年に総額で660兆円と日本の国内総生産(GDP)を上回ったという。(1128日付日本経済新聞)

 中国のスマホ決済はアリババ集団系の「アリペイ(支付宝)」とテンセント系の「ウィチャットペイ」が2強で、延べ12億人が登録している。

 日本の「Suica」を含む交通系電子マネー全体の利用件数は今年7月時点で月17,000万件強だが、「アリペイ」の利用件数は昨年10月時点で117,500万件で、実に30倍以上の開きがある。

 「アリペイ」を使うには実名や身分証番号の登録が必要だが、さらに勤務先や学歴など個人情報を追加入力すると利用者の信用力を950点満点で評価する「芝麻信用」というサービスがあって、利用者の信用が増す仕組みだ。

 「芝麻信用」は公共料金を含めた支払い履歴や交友関係まで評価基準に含めており、信用力が高いと様々な特典が付き、評価を高めたい中国の消費者はこぞって個人情報を登録する。月1回更新されるボーイフレンドの「芝麻信用」の評価が気になるという中国人女性も最近増えているという。

 ところで、今年8月、中国の中央銀行の中国人民銀行は2018年中をメドに、すべての電子決済を人民銀行系の決済ステム経由で行うよう通知を出した。

 このことで、中国政府は国民の経済活動を補足することが可能となる一方で、丸裸になった個人情報を国家が管理するという不気味な社会になる訳だ。

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